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梅雨入りで売上が落ちる?熊本の中小企業が今こそ見直すべき経営視点とは

熊本もついに梅雨入りとなりました。
この季節、湿度や気温だけでなく、「売上」にもジメジメとした影響を与えることが少なくありません。

今回は、梅雨と経営の関係性、特に熊本特有の事情を踏まえて、企業が備えておきたいポイントをお伝えします。

梅雨は売上に影響を与える季節です

梅雨の時期は、天候不良によってお客様の来店が減ったり、現場作業が滞ったりと、売上が一時的に落ち込む業種が多くなります
飲食店、小売業、美容サロン、建設業など、特に「現場型・来店型」のビジネスにとっては死活問題となる場合もあります。

熊本特有のリスク「集中豪雨」と物流の乱れ

熊本の梅雨といえば、近年増えているのが線状降水帯による集中豪雨です。
記憶に新しい令和2年の球磨川の氾濫など、河川の氾濫や土砂災害により、物理的な被害はもちろん、物流の停滞や顧客足の減少、スタッフの出勤困難といった間接的な経営リスクも無視できません。

「予測していたかどうか」で結果が変わる

雨が続くと来客数が減ることは予測できても、どれくらい売上が落ちるのか、どこで資金繰りが苦しくなるのかまで把握できている経営者は多くありません。

この時期こそ、「資金繰表」を活用して

  • 今月の売上が2割落ちたらどうなるか

  • 固定費の支払いに耐えられるか

  • 仕入れや人件費をどこまで調整できるか

といった“経営シミュレーション”を行っておくことが重要です。

ピンチはチャンス。「梅雨の閑散期」を活かす視点

売上が下がる時期=悪ではありません。
時間ができるこの時期だからこそ、

  • 財務の見直し

  • 新商品の試作・テスト販売

  • SNSやホームページの強化

といった「経営の仕込み」を進める絶好の機会です。
特に資金繰表を整えておくことで、次の資金調達や新規事業の準備にもなります。

まとめ

梅雨は自然現象ですが、それにどう備えるかは経営判断です。
熊本の気候を知り、売上の波を読むことができれば、ただの「閑散期」も、次に備える「助走期間」に変えることができます。

今年の梅雨、あなたの会社は備えていますか?

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